スピードワゴンのいいやつすぎる名言と行動力を紹介

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この記事では、ジョジョの奇妙な冒険・第1部「ファントムブラッド」に登場するロバート・E・O・スピードワゴンの魅力を、名シーンやエピソードを交えて紹介していきます。

初登場時はロンドンのチンピラだった彼が、なぜここまで「いいやつ」と評されるのか?その背景には、義理堅さやジョナサンの覚悟に共鳴する心の熱さ、そして立場を越えた友情など、数々の人間的魅力が詰まっています。また、敵対していた相手の親の気持ちを思いやる優しさも、彼の印象を大きく変えるきっかけとなりました。

さらに、「スピードワゴンはクールに去るぜ」というセリフに象徴されるように、彼は場の空気を読む力も兼ね備えた男。解説王としての冷静な観察力や、ディオへの怒りに見える正義感、波紋が使えなくても役に立ちたいという意志など、戦いに直接貢献できない中でも仲間の力になろうとする姿勢が随所に見られます。

今回はそんなスピードワゴンのエピソードを丁寧に掘り下げていきます。彼の言動を振り返ることで、「いいやつ」として愛される理由がきっと見えてくるはずです。

記事のポイント
  • スピードワゴンが義理人情に厚い人物であること
  • ジョナサンとの信頼関係がどのように築かれたか
  • 解説役として物語に貢献している役割
  • 危険を顧みず仲間を支える姿勢と行動
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スピードワゴンがいいやつと言われる理由

  • ロンドンのチンピラなのに義理堅い
  • ジョナサンの覚悟に心を打たれる
  • 立場を越えて友情を築いた行動力
  • 親の気持ちを思いやる優しさ

ロンドンのチンピラなのに義理堅い

スピードワゴンの初登場は、ロンドンのスラム街「食屍鬼街(オウガーストリート)」でボスとして君臨していた場面だ。彼はチンピラ仲間を引き連れて、ジョナサン・ジョースターを「金持ちの坊ちゃん」と見なし、いきなり襲撃するという粗暴な行動をとった。だが、そこで描かれるのはただの悪党とは一線を画す彼の人間性だ。

ジョナサンに敗北しながらも、スピードワゴンはその場で怒りや報復心を見せることなく、むしろジョナサンの態度に感銘を受ける。自分や仲間に止めを刺さなかった理由を聞いたとき、ジョナサンは「父を助けるために来た」「だから君たちの親を悲しませたくなかった」と答えた。この一言で、スピードワゴンの中にあった荒くれ者としてのプライドは変化し、彼はすぐさまジョナサンへの敬意を抱くようになる。

以降、彼はジョナサンの側に立ち、敵であるディオとの戦いに加わることを選んだ。物語の進行とともに、ただのチンピラではなく、信頼と義理を重んじる人物であることが読者にも伝わってくる。仲間を裏切らず、自分が信じた人物には命がけで尽くす──そうした姿勢が、スピードワゴンが「いいやつ」として語り継がれる理由のひとつとなっている。

ジョナサンの覚悟に心を打たれる

スピードワゴンがジョナサンに惚れ込むきっかけとなったのは、まさに彼の「覚悟」と「行動」だった。襲撃の際、スピードワゴンは刃を仕込んだ帽子でジョナサンを負傷させる。だが、ジョナサンはまったく怯むことなく、むしろ自分がこの場にいるのは父を救うためだと語り、攻撃にも一切の私情を交えなかった。

このとき、スピードワゴンは「こいつはタフガイだ」と驚愕する。そしてその覚悟がただのハッタリでないことを瞬時に見抜く。彼には、死を恐れずに戦う人間を見抜く直感的な力があり、ジョナサンが本気で誰かのために命を懸けようとしていることが分かった。

さらに驚いたのは、ジョナサンが自分たちに対して「親を悲しませたくないから」と手加減したことだ。普通ならそんな情けを見せる余裕はないはずなのに、それでも彼は敵対してきた相手の背景にまで思いを馳せていた。その紳士的な精神に、スピードワゴンは心を打たれ、「気に入ったぜ」と素直に言葉を漏らす。

この出会いが、彼の人生を大きく変えることになる。以後、スピードワゴンはジョナサンの信念に共鳴し、自らの過去や立場に関係なく、彼の戦いに加わることを選んだ。それは単なる友情ではなく、尊敬と信頼に基づいた「覚悟への共鳴」だったと言えるだろう。

立場を越えて友情を築いた行動力

スピードワゴンは元々、ロンドンの貧民街「食屍鬼街」でチンピラのボスとして暮らしていた男だ。貴族であるジョナサン・ジョースターとは本来、交わるはずのない存在だった。だが、彼はその境遇や社会的な立場に縛られることなく、ジョナサンの人柄と信念を見て即座に行動を変える。

初対面でこそ敵として襲いかかるが、その後すぐに態度を一変させる潔さと決断力を持っていた。しかもそれは一時の感情によるものではなく、吸血鬼と化したディオとの命がけの戦いに自ら加わるほどの行動にまで発展する。社会的な立場や過去の経歴よりも、今目の前にいる「信じるに足る男」のために力を貸すという姿勢は、まさに友情を形にした行動だと言える。

さらに、ジョナサンの戦いに付き従うだけでなく、彼の仲間たちや家族に対しても誠実に接していた。スピードワゴンがその後もジョースター家と深い関わりを持ち続けることができたのは、一時の恩義や感情ではなく、自分の意志でその関係を大切にしたからこそだ。

出自や肩書にとらわれず、自分の心で人を判断し、その思いを実際の行動で示したスピードワゴン。その潔い姿勢が、彼を「いいやつ」として印象づける大きな要素となっている。

親の気持ちを思いやる優しさ

スピードワゴンがジョナサンに心を動かされた場面の中で、特に象徴的なのが「親の気持ち」に対する思いやりを知ったときだ。ジョナサンは襲撃されながらも、スピードワゴンたちに止めを刺さずに戦いを終える。その理由を問われると、彼は「自分の父を救うために来た。だから君たちの親も悲しませたくなかった」と語る。

これを聞いたスピードワゴンは深く打たれる。スラム街で生きる者にとって、戦いは日常の延長であり、生き残るためには容赦のない判断が求められる世界だ。そんな中で、敵対してきた者の家族まで気遣うような優しさは、まさに異次元の価値観だった。

スピードワゴンは、そうした思いやりに触れたことで自分の価値観に変化を感じたはずだ。元はチンピラとして手下を従えていた彼が、ジョナサンの言葉に胸を打たれ、忠誠を誓うようになるのは、単なる強さではなく「優しさ」に対する敬意があったからだろう。

この一連のやり取りからも、ジョナサンの「本物の紳士」としての姿が浮かび上がるが、それをしっかりと受け止め、理解し、自分の考えを改められるスピードワゴンの柔軟さと感受性もまた印象的だ。強さだけでなく、人の心の機微を察し、大切にする優しさに共鳴できたからこそ、彼は真の仲間になれたのだろう。

スピードワゴンがいいやつと分かる名場面集

  • クールに去る名セリフの背景
  • 解説王としての冷静な観察力
  • ディオへの怒りに見える正義感
  • 波紋が使えなくても役に立ちたい姿勢
  • 敵の本質を「におい」で見抜く洞察力
  • 仲間のピンチに体を張る男気
  • スピードワゴンがいいやつと呼ばれる理由まとめ

クールに去る名セリフの背景

「スピードワゴンはクールに去るぜ」というセリフは、第1部の中でも特に印象的な名言のひとつとして知られている。これは、ジョナサンとエリナが病院で心を通わせている様子を見かけたスピードワゴンが、ふたりの時間を邪魔しないようにその場を静かに立ち去るシーンで発せられたものだ。

当時のスピードワゴンは、すでにジョナサンと強い友情で結ばれていたが、それでも自分が踏み込んではいけない「心の領域」をわきまえていた。彼の性格からすれば、気さくに声をかけることもできたはずだが、そうせずにそっと離れるという選択をしたところに、大人としての分別と気遣いがにじみ出ている。

また、このセリフはどこか自嘲的で、照れ隠しのようなニュアンスも含まれている。ジョナサンとエリナのように強く深く結びついた関係を前にして、自分はそこに踏み込むつもりもなく、あくまで支える側でいることをスピードワゴン自身が決めている。だからこそ「クールに去る」という言葉には、友情と敬意、そして自分の立ち位置への納得が込められている。

一見するとギャグのように使われることもあるが、このセリフが持つ背景には、彼の誠実さと奥ゆかしさが詰まっている。キャラクターの魅力を象徴する言葉として、多くのファンに愛されている所以だ。

解説王としての冷静な観察力

スピードワゴンは、戦闘能力では他の登場人物に劣るものの、物語全体の理解を支える「解説役」として非常に重要なポジションに立っている。彼は戦いの中でも常に状況を観察し、何が起こっているのか、どのような意味があるのかを視聴者や読者に代わって説明してくれる。

たとえば、ジョナサンが波紋の力で敵を攻撃した際、その仕組みや敵の反応をすかさず言葉にして伝える。その情報によって、読み手は登場人物たちの行動や技術を深く理解することができる。セリフの中には「皮膚の再生が早い」「火力で再生が追いつかない」といった、専門家顔負けの分析もあり、スピードワゴンの観察眼と的確な言語化能力は作中随一だ。

また、ただの実況ではなく、感情を込めたセリフが多いのも特徴的だ。驚きや怒り、焦りといった心の動きが言葉に乗るため、読者は戦いの緊張感をリアルに感じることができる。特に「こいつはくせえッ! ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ!」という名台詞は、単なる説明を超え、相手の本質を鋭く見抜いた一言として知られている。

スピードワゴンがいなければ、戦闘の流れやキャラクターの変化をここまでわかりやすく受け取ることは難しかっただろう。その冷静な観察力と、それを瞬時に言葉にする能力は、まさに「解説王」と呼ばれるにふさわしい存在感を放っている。

ディオへの怒りに見える正義感

スピードワゴンがディオ・ブランドーに対して抱いた強い怒りは、ただの復讐心ではなく、深い正義感からくるものだった。彼は物語の序盤こそ裏社会の人間だったが、人間としての善悪をしっかりと見極める目を持っていた。だからこそ、ディオの行動がどれだけ非道で許されないものであるかをいち早く察知していた。

特に印象的なのは、スピードワゴンが「物を盗むおれでも、命を盗むあいつは許せねえ!」と叫ぶシーンだ。この一言に、彼自身の価値観がはっきりと現れている。スリや強奪といった行為はしてきたが、それは生きるためだった。しかし、ディオのように人間を欺き、殺し、命を利用するような存在は、絶対に見過ごすことができなかった。

また、ジョースター卿の命を奪おうとしたディオの裏切りに対しても、スピードワゴンは激しい怒りを示す。父親の愛情を信じていたジョースター家に対して、恩を仇で返すようなディオの行動は、スピードワゴンにとっても我慢ならないものだった。

ただの「敵だから憎む」ではなく、自分が信じる道義に反する行動に対して怒りを見せる。その姿は、チンピラという立場を超えた「正義感の持ち主」としてのスピードワゴンを象徴している。ディオという存在がどれほど非人道的で危険なのかを最も早く見抜き、それを言葉にして読者に伝えたのも彼だった。

波紋が使えなくても役に立ちたい姿勢

スピードワゴンは物語を通じて「波紋」という特殊能力を持つことはなかった。ジョナサンやツェペリといった仲間たちが次々と波紋の力を身につけて戦っていく中、自分にはそれができないことを彼自身が誰よりも理解していた。それでも、彼は決して後ろに引くことなく、前線に立とうとした。

戦闘能力で劣っている分、自分にできることを常に模索していたのが彼の特徴だ。たとえば、極寒地の知識を活かして凍傷治療の方法を教えたり、ツェペリの腕を温めて回復を助けたりと、医療や生活に根ざした経験を戦いに役立てようとする場面がいくつも描かれている。

また、情報収集や現場での状況説明といった“解説役”としても力を発揮し、チームに不可欠な存在となっていた。誰がどんな攻撃を仕掛けているのか、敵の能力がどうなっているのかを即座に分析し、それを周囲に伝える。戦場で混乱しがちな仲間に冷静な判断材料を提供できるという点で、彼の存在は非常に大きい。

「自分は戦えないから」と引き下がるのではなく、「戦えないからこそ、他の形で力になりたい」と行動するその姿勢には、スピードワゴンの誠実さと献身性がよく表れている。力の有無ではなく、思いと行動によって仲間を支える姿が、彼を「いいやつ」と感じさせる大きな要素になっている。

敵の本質を「におい」で見抜く洞察力

スピードワゴンが特に印象を残すシーンのひとつが、「こいつはくせえッ!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッ!!」というセリフだ。これは表現こそ荒々しいものの、彼の鋭い洞察力を象徴する名場面である。表面上は礼儀正しく振る舞っていたディオに対し、スピードワゴンはその裏にある邪悪な本性をすぐに見抜いた。

彼の観察眼は、生まれ育った貧民街で培われたものだろう。多くの人間を見てきた彼には、人の言葉や態度だけでなく、そこに滲む“空気”や“雰囲気”までを読み取る力があった。つまり、表情や声の調子、言葉の裏にある感情の揺らぎに敏感であり、それを「におい」として感じ取っていたのだ。

このセリフが面白おかしく取り上げられることも多いが、作中でスピードワゴンだけが、ディオの内に潜む“人間離れした危険性”に初期段階から気づいていたことは事実だ。他の登場人物がまだディオを信じようとしていた時点で、彼だけは疑いの目を向けていた。

敵を本質で判断し、直感と経験に基づいて警戒する。この能力は、波紋や剣術のような特殊スキルではないが、物語を支える重要な“感覚的な武器”として機能していた。だからこそスピードワゴンは、ただの解説役にとどまらず、頼れる仲間としての存在感を放っている。

仲間のピンチに体を張る男気

スピードワゴンの最大の魅力のひとつは、自分が不利な状況にあっても仲間のために動ける「行動力のある優しさ」にある。波紋も使えない、特別な武器も持たない、戦闘力も決して高くない。にもかかわらず、彼は常に仲間を支えるために体を張ることを恐れなかった。

ジョースター邸での戦いでは、吸血鬼と化したディオに対し、明らかに勝ち目がないにもかかわらず果敢に立ち向かう。また、負傷しながらもツェペリの凍った腕を温めようとしたシーンでは、「俺は足手まといになるためについてきたんじゃあねえ!」という言葉と共に、仲間のためにできる限りのことをしようとする強い意志が見える。

彼は自分にできることをいつも考え、行動に移してきた。敵が強大であるほど、スピードワゴンは自らを奮い立たせて前に出る。怖くないわけではないが、それでも一歩踏み出せるところに彼の男気がある。

目立つ活躍をしていないようでいて、実際には精神的な支えになっていたのがスピードワゴンという存在だ。仲間の苦境を見て見ぬふりをせず、危険を承知で助けようとする姿勢は、彼が「いいやつ」と評されるゆえんでもある。自らの弱さを認めながらも、誰かのために動く姿は読者の心にも強く残る。

スピードワゴンがいいやつと呼ばれる理由まとめ

  • 初登場はロンドンのスラム街のチンピラだった
  • 敵だったジョナサンの覚悟に敬意を抱いた
  • 仲間に手を出さなかった理由に心を動かされた
  • 自分の立場を超えて友情を築いた
  • 一度信じた相手には全力で尽くす性格
  • 社会的な上下関係に縛られない人間関係を築く
  • 敵の親をも気遣うジョナサンの優しさに共鳴した
  • 間柄をわきまえて距離を取る奥ゆかしさがある
  • 友情を壊さずにそっと見守る姿勢が印象的
  • 戦況を冷静に分析して状況を伝える力がある
  • 解説役として読者や仲間を支える存在
  • ディオの邪悪さを直感で見抜いた
  • 人の善悪を空気や雰囲気で判断できる観察眼
  • 波紋が使えなくても戦いの役に立とうと努力した
  • 危険を恐れず仲間を守るために体を張る勇気がある
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